台湾の端午節とは?どんな風習がある?
台湾伝統の季節の祭りは旧暦で行われます。端午節(duān wǔ jié)は旧暦の5月5日、つまり西暦だと大体6月頃です。端午節、中秋節と春節が三大祭りですが、日本の「端午の節句」とは少し違いがあります。
- 端午節の定番 「粽子」zòng zǐーちまき
粽子(ちまき)を作りは竹の葉でもち米やしいたけや豚肉等の食材を固く包みます。蒸したら食べながら竹の葉の香りを楽しむことができます。 - 「划龍舟」huá lóng zhōuードラゴンボート
習慣に従ってドラゴンボートを漕ぐのは端午節のこの日です。皆でチームを結成し、協力して川で伝統的な龍の形に彫られたボートを漕ぎます。銅鑼をたたき、あちこちで旗を取り合います。
なぜ、ちまきを食べ、ドラゴンボートを漕ぐの?
戦国時代の愛国詩人・屈原が入水自殺した伝承があります。魚やエビにその体を食べられてしまうのを心配した漁民が竹筒でご飯を包んで川に投げ入れ、船を漕いで屈原を探したそうです。それが現在のちまき作りとドラゴンボート漕ぎへと変化発展しました。
- 「立蛋」lì dànー「卵立て」:幸運の象徴
ここまで見てきて端午節の風習に参加してみたいと思いませんか?でも、ちまきも作れないし、ドラゴンボートも漕げない時はどうすれば?実は端午節にはもう一つ簡単な風習があり、皆さんが家で試すのにピッタリです。それは「卵立て」です。言い伝えによると陰陽では一年のうち端午節の正午が最も陽気が強まる時とされていて、その時に卵を立てることができた人は1年の幸運を獲得できるそうです。今年(2023年)の端午節は6月22日です。当日「卵立て」に挑戦しましょう!
他にも端午節にはお香を身に着けたり、玄関にヨモギや菖蒲をかけたりします。
端午節の由来と風習を理解したら、端午節がくるのが楽しみですね。